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お久しぶり過ぎて笑ってしまいますわ、大和ですこんばんは。
ちんたらお礼画面用イラスト描いてまして、まだ先が長いです。
何にも書かないと忘れられそうで(大笑)、即興ssアップです。

別館、ビックリマンサイトのssです。
ロコマリです。
めっちゃ糖度低いです。てか、むしろ辛いのかもしれません(踏)。が、ロコマリです。
……文章だとどうしてコメディ調書けないのかな私(^_^;

ロコマリファンの好きな(笑)「出現 愛然かぐや」の回の魔湿地帯イベをベースにして書きなぐったものです。
つか、別物すぎて唖然としました書いてて(ひどい)


それでもオッケーな方のみ、お進みください。
久しぶりな小説なので、文章力低下してるかもしれません;;;
(追記。この小説、スマホ使って書いてたから、かなり文字打ち間違いやらありんすね。気が付いたら修正します)


(拍手ポチポチありがとうございます!!
コメントいただいてます方々、近日中にお返事させていただきます!!
ホントホント、ごめんなさい!!!)



【眩暈】

 

 ほほになぶる風の冷たさに、目が覚めた。
 ヘッドロココは右手をのそりと動かした。右手が重いと感じた。しかし、それは一瞬。筋肉が弛緩して――気を失っていたゆえの重みだったのだと彼は理解した。
 ほほにかかる炎の色の髪を、払った。風は冷たい。が、適度に水気を含んだそれは己の皮膚をしっとりぬらしていた。甘い花の匂いが鼻腔に吸い込まれ、ヘッドロココは上体を起こした。背中あたりに軽く痛みがある。顔をゆがめた彼は軽く頭をふって、周りを見た。
 彼は、己の置かれた現状を理解した。
 そこは、湿地帯だった。
 彼女との一対一の戦闘の途中に、第三の力の介入によって落とされたのだろう。神帝たちもいない。一面の深い緑の中、ほのかにモスグリーンに染まった霧、そして、湿地帯の花が持つむせるような甘い香り。
 ――早くここから脱出しなければ。
 神帝たちも心配しているだろう、とおもうヘッドロココは、膝に手を置いて立ち上がろうとした。
 足元、視界の先に別の存在を見つけたのはその時だった。
 紫のその人は、さっきまで己と剣を交えていた女人であった。

 「ワンダーマリア……?」

 ヘッドロココは純粋に驚く。
 立ち上がり、不安定な足場を歩いて彼女に近づいた。
 うつぶせて気をうしなっているらしい彼女は、青い皮膚の血の気がさらにうしなわれて、まるでガラスのようだとおもった。いや、雪かもしれない。血の温度の低さは昔からよくわかっているが、目を閉じ、火色(ひいろ)の双眸が隠れているだけで、さらにすべてを拒絶するような冷たさを感じる。
 無防備にも第三の力の介入に背中を取られたワンダーマリアの痛々しい姿に、ヘッドロココは眉根を寄せた。紫の衣装は肩から腰のあたりまで裂け、裸身が見えた。その背中、斜めに走る傷は青黒く変色し、醜く盛り上がっている。裂けた服の中、戦士としては細い胴が美しい稜線を描いて上半身を構成する。稜線はそのまま下部に続き、地面と胴に押しつぶされたかたちの、胸の影。
 それは男にはない秘された果実。
 傷口からそこまで赤い血が流れ、凝固し、皮膚を汚し、紫の衣装に赤い染みをつくる。その赤は、彼女の身体の下、湿地帯の羊歯植物までも染めていた。
 「ワンダーマリア……」
 つぶやくような声で彼は名前を呼ぶ。
 眩暈を覚える程のなめらかな肌理――戦士としては華奢で女としては筋肉質な背中には不釣り合いにもおもえる肌理細かな肌が、彼女のギャップを生む。冷たいが……氷のように冷たいが、触れると練り絹のごとく心地好いのではないか……。むせるような甘い香りがワンダーマリアの肢体の美(よ)さに色づくものを浮かばせる。
 「くっ……」
 ワンダーマリアがうめいた。ヘッドロココは我に返り、手を引いた。
 何という妄想。無意識に彼女の背に触れ指が、熱い。感覚の全てが集中したようにしびれ、ヘッドロココは強く拳をにぎった。
 不埒だと戒める彼は、鋼のような精神力でもって平常心を取り戻した。
 「起きなさい、ワンダーマリア」
 ヘッドロココは事務的な口調で彼女を呼び覚ました。ワンダーマリアの長い睫毛がふるえる。やがて焦点の合わない朧気な火色が現れ、瞬時に燃えあがった。
 本能的といってもよい。彼女の動きは俊敏だった。警戒せずに彼女に触れていたら、その抜き身のような敵意の刃に倒されていただろう。身を引いたヘッドロココの喉元に、ワンダーマリアの得物六聖球ソードの切先がピタリと合わさった。

 「何用だ」

 怪我をし、不利な立場であるのにその尊大な態度。

 衰えることのない火色のそれが、ヘッドロココを眇める。怒りなのか、悲しみなのか、わからない感情が彼の中に突如として生まれた。触れ合うことを拒否するように、まるで相手を穢れだと厭うように、今のワンダーマリアの態度は見て取れる。天使と悪魔、それは超えられない壁なのだろうか。

 眩暈がする。

 天使、悪魔、なぜお互い憎しみ合い傷つけあわねばならないのか――ヘッドロココの永遠の疑問を嘲笑いながら否定されている、そんな気がして仕方がない。
 ヘッドロココは表面は毅然としたまま心の中で嘆く。心の裡(うち)は誰にも見せない。それは今までに培われた彼の性癖でもある。毅然とした仮面はワンダーマリアをまっすぐ見つめ、隙のない彼女の挙措(きょそ)を観察した。
 普段ならば片手で扱うに平然とできるだろう得物であるが、怪我をした今には無理があるのではないか。そうおもった矢先、ワンダーマリアの腕が震えた。案の定、怪我に耐えられないのだ。とんだプライドの化け物である。剣先がわずかに下がった瞬間、ヘッドロココは己の得物尖聖ソードで六聖球ソードを薙ぎ払った。簡単だった。簡単すぎて彼女の虚勢(きょせい)が目に見えてわかった。
 六聖球ソードは半円を描いて地面に突き刺さった。驚いて手を伸ばそうとした彼女をヘッドロココは片手でとらえ、ねじるようにして地面に抑え込んだ。触れなければわからなかった細い手首の先にある指が、まるでとらえたものを引っ掻こうとするように歪む。
 ここまで、拒絶をするのか、この女は。
 「貴様、何をするっ」
 圧倒的不利。
 なのに命乞いなどありえない強固な態度。
 牙をむくワンダーマリアはヘッドロココを振り払おうとあがくが、彼女の今の膂力ではかなわない。
 「……あなたの怪我を治すのが先です」
 つとめて事務的に、ヘッドロココは言う。ワンダーマリアは目を瞠った。ヘッドロココの腕から解放された直後、身に襲いかかった激痛に彼女は絶叫した。

 「うわぁあああああ……!」
 「我慢なさい」

 冷静過ぎる声で非情な天使が彼女に告げる。身を焼かれているのかとおもう程、背中に灼熱の力が襲い掛かる。ヘッドロココの理力であるのだが、狂乱する彼女には余裕などみじんもなかった。あらん限りの声を喉から絞り出し、弓反りになって痙攣する。生理現象の涙がワンダーマリアの双眸からにじむ。
 やめろ、やめろ私をよい子ちゃんにする気か! と悲鳴とともに叫ぶ彼女を、ヘッドロココは感情を殺した仮面の顔で見つめた。
 やがて、背中に大きく走っていた醜い傷は綺麗に消え去り、ヘッドロココは聖十字盾を仕舞った。ワンダーマリアを包んでいた彼の理力が途切れ、彼女は糸が切れた繰人形のように力なく倒れこんだ。
 「傷を治しただけだ。無理はするな」
 ヘッドロココはそう言い、起き上がろうとするワンダーマリアに手を差し伸べた。
 眩暈がひどい。
 朦朧とした意識の中で、ヘッドロココから差し伸べられた手にワンダーマリアは無意識につかまった。上体が起こされ――かの大天使と面と向かって座りあった姿に、ようやくワンダーマリアは現状を把握した。

 「貴様っ」

 払いのける。
 ヘッドロココの黒曜石の瞳が揺れる前に、ワンダーマリアは彼を突き倒し、馬乗りになってその胸倉を両手でつかんだ。さっきまでの動かすだけで悲鳴を上げたくなる程の痛みがない。傷を治された。その事実が彼女には重い。

 敵わない。昔から敵わないこの男に感情が嵐のように翻弄される。
 悔しくて、苦しい。
 身体が弱っていたとはいえ、彼の差し伸べられた手に従順に応えてしまった己が、情けない。
 ――見下ろすヘッドロココは静寂をまとい、凛とした眦を向けてくる。

 「……どうしますか」
 冷静な声音で、ヘッドロココは言う。「このまま私を縊り殺しますか? あなたを助けた私を」
 「……くっ」
 ワンダーマリアの指に力がこもる。しかしヘッドロココは恐れもせずに言葉を紡ぐ。
 「あなたは誇り高い人だ。その戦士の誇りが短絡的な所作を由とはしない筈。こんなことで……こんな方法で」
 ヘッドロココの両腕が、ワンダーマリアのそれをつかんだ。


 「私たちの決着をつけていい筈は、ない!」


 ヘッドロココはワンダーマリアの両腕を力任せに引きはがした。ワンダーマリアは後ろに跳ぶ。六聖球ソードが下腿に当たった。地面から引き抜く。
 ヘッドロココは静かに立ち上がり、ワンダーマリアを見つめる。感情を殺すことに長けたヘッドロココの黒曜石の瞳にはワンダーマリアの望む色は浮かばれることはない。しかし、彼の言い放った科白には彼の感情の全てがこもっていると、ワンダーマリアにはわかった。
 「そうだな……その通りだ」
 ワンダーマリアは静かに言う。
 少しだけ残る眩暈を悟られないように、彼女は艶然と、そして傲慢に、笑った。




☆ブチ切りwww
テビリン族も幻神もお守りの女神もあったもんじゃない糖度の低すぎるロコマリwwwwww
んでもって、マリア幻の名台詞(迷かw)もちらりとなにげな~~~く追加wwww 似合わないと判断したらこそっと削除します(^^ゞ
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鬼太郎小噺

日食~~~(´・ω・`)<ハクシュオヘンジダヨ

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